ベンゾジアゼピン誘導体 | 長短時間型 | ミダゾラム (ドルミカム) トリアゾラム (ハルシオン) |
投与量を増すにしたがって、鎮静、催眠、昏迷状態が生じる。 深い眠りとレム睡眠の時間を短くし、浅い眠りの時間を長くして全睡眠時間を長くする。 鎮静作用があらわあれる血中濃度の約1/2で抗不安作用を現す。 脳性麻痺患者の筋強剛を減弱させる。 膝蓋腱反射を増強する。 鎮痛量ではクロナゼパムで筋弛緩を生じる。 フルニトラゼパム・クロナゼパム・トリアゾラム・ブルマゼパムなどは抗痙攣作用に対して選択性が高い。 アルコール依存症患者の禁断時の痙攣に対して効果がある。 |
短時間型 | ロラゼパム ロルメタゼパム (ロラメット、エバメール) |
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中間型 | フルニトラゼパム (サイレース、ロヒプノール) ニメタゼパム (エリミン) エスタゾラム (ユーロジン) ニトラゼパム (ベンザリン、ネルボン) |
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長時間型 | フルラゼパム (ベノジール、ダルメート) ハロキサゾラム (ソメリン) フルトプラゼパム |
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チアノジアゼピン誘導体 | 短時間型 | エチゾラム (デパス) ブロチゾラム (レンドルミン) |
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シクロピロロン誘導体 | 短時間型 | ゾピクロン (アモバン) |
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イミダゾピリジン誘導体 | 超短時間型 | ゾルピデム (マイスリー) |
長短時間型 (静脈麻酔薬) |
チオペンタール チオペンタール ヘキソバルビタール |
麻酔量の約1/4の服用で現れる。 睡眠にはいたらない。 麻酔量の約1/3の服用で現れる。 覚醒回数の減少など。 耐性は継続投与により、数日内で起こる。 致死量の1/2量を必要とする。 呼吸中枢を抑制しやすい。 血中濃度が下がるまで覚醒しない。 麻酔量で抗痙攣作用を現す・。 覚醒回数の減少など。 メタルバルビタールは選択的抗痙攣作用があり、抗てんかん薬として用いられる。 【副作用】 頭痛・めまい・食欲不振・皮疹がよく現れる。 一度に大量摂取の結果、昏睡を来たし、血管中枢・呼吸級数が抑制され死に至ることがある。 長期服用により反跳性不眠・耐性・依存が現れる。耐性は獲得やすい。依存は弱い)。 退薬すると禁断症状を呈する。 |
短時間型 (3時間以下) |
ペントバルビタール (ラボナ、ネンブタール) セコバルビタール アイオナールナトリウム |
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中間型 (3~6時間) |
アモバルビタール (イソミタール) |
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長時間型 (6時間以上) |
フェノバルビタール (フェノバール、ワコビタール) バルビタール (バルビタール) メタルバルビタール |
ブロムワレリル尿素 | ブロバリン | 短時間作用型で、安全性が高い。 不眠症に就眠薬として、また不安緊張状態の鎮静に適応される。 |
抱水クロラール | 抱水クロラール エスクレ |
自然睡眠に近い 強い局所刺激性と呼吸器系、循環器系への毒性による血圧下降の危険性有り。 睡眠薬の他、抗痙攣薬として用いられる。 |
トリクロホスナトリウム | トリクロリール | 生体内でトリクロルエタノールとリン酸に加水分解されるが、トリクロルエタノールが催眠作用を持つ。 不眠症と脳波・心電図検査に用いる。 |
セミコハク酸ブトクタミド | リストミンS | 感覚電動系の抑制。 自然睡眠に近い。 |