■新生児の特徴
胃内PHが低く、胃排出時間が遅い(薬物の消化管からの吸収は遅い)。

脂溶性薬物の経皮吸収率は高い。

血漿中アルブミン量が低い。

薬物代謝酵素活性の一部やグルクロン酸抱合能は低下することあり。(→代謝酵素活性の低下によりアセトアミノフェン・フェニルブタゾン・リドカイン・ジアゼパムなどの半減期は延長)

糸球体濾過・尿細管分泌ともに低下している。


■妊婦と薬物


■高齢者の特徴
体重・総体液量の減少と脂肪組織の相対的増加。
  →分布容積は脂溶性薬物で増加し、水溶性薬物では低下。

血清アルブミン濃度の減少→非結合型の濃度が増加。

クレアチニンクリアランスが若年者の50%以下にもなる。

血清アルブミン濃度の減少→非結合型の濃度が増加

コンプライアンス(患者が処方された薬物尾を決められた時間に、決められた量を正しく服用するかどうか?)が悪い場合あり
  →なるべく単純な処方にするように心がける。






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